背骨が変われば人生が変わる!


皆さんは自分の”背骨”のことをどれくらいご存知でしょうか?

生まれてから今日まで、毎日付き合っているはずなのに、私もヨガを学ぶまで全然理解していませんでした。

背骨のことを知るだけでも、自分の身体への理解が深まったり、身体の悩みの原因を見つけることができますよ!

簡単なセルフチェック方法もご紹介致しますので、是非お試し下さいね!

目次

  1. 身体は背骨を中心に造られている!
  2. 背骨の健康=身体の健康
  3. 背骨のバランスは仙骨で決まる!
  4. 簡単セルフチェック
  5. まとめ

1.身体は背骨を中心に造られている!
私たち脊椎動物は、さかのぼると魚ですよね。

魚には骨盤や手足はありません。

私たちは陸上へ進出したり、二足歩行に進化する中で、徐々に骨盤や手足といった付属する骨格を手に入れてきたのです。

手足を失っても生きていけますが、背骨を失えば死んでしまいます。

2.背骨の健康=身体の健康

背骨には内臓をはじめ全身に繋がる血管や神経が集約されています。

背骨周辺の筋肉が硬直し背骨の動きが悪くなれば、内臓などに血流が行き渡らなくなり、病気のリスクが高まるということも考えられます。

また背骨全体は関節の集合体ですので、運動機能の要でもあります。

様々な運動は基本的に背骨を使いますので、背骨が動かしにくくなれば、その分は手足で補わなければならなくなります。

体重を支える脚や、細かい動きに対応するための腕は、骨の太さや筋肉の量を考えても背骨ほどの力はありませんので、怪我のリスクが高まると言えます。

そして背骨は心へも影響を与えると考えられています。

例えば、落ち込んでいたり恐怖を感じた時、無意識に背中が丸くなりますよね。

心の動きと背骨の動きはリンクしていますので、背骨にクセがつけば、心にもクセがついてしまうと言えるかと思います。

心が晴れやかな時は、顔の表情も明るくなりますから、背骨を整えることで、周りの人に与える印象を良くすることもできますね!

背骨にクセをつけてしまわないように、日頃からのケアが大切です!

3.背骨のバランスは仙骨で決まる!

背骨の中でも尾骨の上にあり骨盤と繋がっている仙骨は、背骨のバランスを理解する上で、とても重要な部分です。

猫や猿がしっぽでバランスをとっているのは皆さんご存知かと思います。

仙骨の可動域はわずか5°程度なので、コントロールしている感覚はあまり無いかと思いますが、上下に動かすことで、重心を前後に調整しています。

もちろん仙骨だけでは動きが小さいので、腰椎などを使いそれをサポートします。

なので仙骨のバランスが偏っていたり、動きが小さければ、それだけ腰椎などに負担をかけ、背骨に”クセ”を作ることになるのです。

代表的な症状としては、反り腰などの骨盤前傾•後傾のクセです。

さらには重たい頭部を支えるため、猫背やストレートネックのような背骨上部のクセにも繋がっていきます。

このようなクセは、丁寧に仙骨と骨盤を動かすことで解消できるものも多いと考えられます。

4.簡単セルフチェック

①足を骨盤幅に開いて、仰向けになります。

②お尻で床を押し、腰を反らします。

③両手の平を床と腰の間に入れます。

④かかとを蹴り込み膝を伸ばしたままで、お尻と下腹部を引き締め、腰で両手を床の方へ押します。

※肩甲骨が床から浮かないように、胸は開いた状態をキープしましょう。

⑤腰を反らす動きと、腰で両手を押す動きを数回繰り返して、やり易い方とやり難い方があれば探りましょう。

【評価】

◉腰を反らす方がやり易い方→仙骨が上がっている(骨盤前傾タイプ)

◉腰で両手を押す方がやり易い方→仙骨が下がっている(骨盤後傾タイプ)

◉どちらも難しい方→仙骨を動かせない

◉どちらもスムーズな方→仙骨を上下に動かすことができる

どちらもスムーズな方以外は、仙骨をはじめ背骨や骨盤を意識的に動かすことをおすすめします。

腰痛や便秘などの身体の不調をもう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

5.まとめ

背骨は私たち脊椎動物の身体の中心であり、内臓をはじめとする体や心にも影響を与えています。

自分の背骨のバランスを知り、日頃からマメに動かして背骨の健康をキープしておきましょう。

体や心の不調を感じている方は、諦めずにまず背骨を丁寧にほぐしてあげて下さい。

長年の不調も手放すことができるかもしれませんよ!

おまけ

背骨全体を丁寧に動かすには、伝統的なハタヨガが安全!効率的!

ハタヨガはゆっくりした動きの中で一つ一つの姿勢を確認しながら行います。

体が硬いとおっしゃる方でも、補助具を使いながらご自身のペースで深めて頂けるので人気ですよ!





心と体の調和 HareHare

伝統的なヨガで 心と体をニュートラルに ・ 偏りのない体作り スポーツのパフォーマンス向上 ケガの予防